第32幕 ワイルド・スピードX2 ~車に限界なんてない~
- 作品情報
監 督:ジョン・シングルトン
出演者:ポール・ウォーカー
:タイリース・ギブソン
- あらすじ
前作にてロサンゼルスで強盗団の潜入捜査をしていたブライアンは、彼らとの交流で生まれた友情と、捜査官としての職業、どちらを取るか天秤にかけられ最終的に強盗団のドミニクを故意に逃がし、警察官の職も放棄したことにより追われる身になっていた。
各地を転々としつつ流れ着いたマイアミにて、ストリートレーサーとしてカリスマ的存在になっていたが、ある夜に警察官に連行されてしまう。
連行された先にはロサンゼルスで強盗団の指揮を執っていたFBI捜査官が待っていた、彼はブライアンの罪を免除する代わりとして、貿易会社を装う麻薬組織の囮捜査を強要された。
ブライアンは旧友であるローマン・ピアースを相棒にし捜査に乗り出すことになる。
- 感想
前作での車のレースはゼロヨン形式だったのだが今作では長い距離でのレースになっているので見どころがさらに増えていますね。
直線距離でのレースではないので、その中でのドライビングテクニックはワクワクしますし、ニトロなんて使った時はここが見どころだと言わんばかりに強調されるので、そこも面白いポイントでは荷ですかね。
そんなレースも前作からかなりパワーアップしてるしブライアンの周りの人間関係も見どころですよね。旧友であるローマンとのやり取り、今作ではあまり出番はないがテズとのやり取りも見どころだと思います。
ワイルドスピードは車を全面に押し出しますが、今作の主役であるブライアンや前作登場したドミニクたちの人間関係がとてもよく表現されているので、そういうポイントも見どころだと思いまうす。
私は、車よりブライアンやローマンたちの関係性がこの作品を好きになった要因になっていますね。
作品の内容はとってつけたような感じに見えるかもしれませんが、見どころはそこではないと私は思っているので、ぜひブライアンたちのやり取りやストリートレースを中心に観ていくと今作は楽しめると思います。
第31幕 アイアンマン2 ~試されるは自分自身~
- 作品情報
監 督:ジョン・ファブロー
出演者:ロバート・ダウニーJr
:グウィネス・パウトロー
- あらすじ
前作アイアンマンから半年後、トニースタークが制作したパワードスーツをアメリカの軍事利用のために引き渡すように言われるが、パワードスーツはトニーにしか作ることができないと言い断った。
そんな中トニーは、アイアンマンとして活動していく中、アイアンマンのコアであるアーク・リアクターの動力で体を毒で浸食されていた。
自分の命の問題を抱えながらも、トニーはモナコのレースに参加する。
そのレース会場でトニーにしか作れないと断言したスーツを自作した男が現れ会場は騒然とする。
その男とトニーは戦い、ギリギリのところで倒すことに成功するのだが、新たにスーツを作ることが出来る者が現れたことでトニーとトニーの会社は信頼を失うことになる。
- 感想
人気作の続編はあまり受けがよくなかったりするのですが今作品はかなり面白いですね。アイアンマンシリーズの中で言ったら一番好きかもしれません。
ヒーローになったはいいものの、その代償として毒とどう向き合っていくのかとか、おちゃらけて周りに迷惑をかけるけど、実際には先の先まで考えていて、でも他の人のことも尊重する人物が見える作品になっていると思います。
登場するキャラクターたちもかなり豪華になっていてヒーローだけでもアイアンマンを除いてもブラックウィドウやウォーマシンも登場するので、どのシーンでもワクワクしてしまいますね。
そんなヒーローたちが登場するので、戦闘シーンは当然迫力あるものになってます。
敵の拠点に侵入するときのブラックウィドウの鮮やかな戦闘、アイアンマンとウォーマシンの協力をしながらの戦闘は手に汗握る展開ですね。
私はやっぱり最後の戦闘シーンが圧倒的で感嘆しました。
アベンジャーズに繋がるシーンも用意されているので、この作品をみたら色んなヒーローの作品を観たくなること間違いなしですね。
第30幕 バンブルビー ~少女とぼろい車~
- 作品情報
監 督:トラヴィス・ナイト
出演者:ヘイリー・スタインフェイド
:ジョナ・シナ
- あらすじ
父親を亡くした悲しみから立ち直れない少女、チャーリー彼女の18歳の誕生日に廃品置き場で廃車寸前のビートルを見つける。その車を家に持ち帰ったところで突然ビートルが変形し人型になってしまう。
機械生命体は記憶と声を失っておりチャーリーから逃げおびえてしまっている。
チャーリーはその生命体に「バンブルビー」(黄色い蜂)と名付け匿うことにする
だがチャーリーがバンブルビーを回収する際、信号を発信しておりディセプティコンの兵隊が地球に向かうことになる。
- 感想
この作品はとりあえずトランスフォームはかっこいいですね。
内容の方はあまりぱっとしなかったイメージがありますがそれは敵があまりにもバカだったからですかね。
トランスフォーマーの過去作では戦闘シーンが迫力あるので楽しめたけど今作品は、青春の要素が多く取り入れられており、今までの作品とは違う作品になってる感じでした。なのでこの作品を観る時は、今までの作品と同じような気持ちで観ないほうが楽しめるかもしれません。
でも機械であるバンブルビーの感情がかなり豊かに表現されてるし、ドジでお茶目なバンブルビーはかなりかわいく見えたことは確かですね。チャーリーとの友情も心温まるものになってると思います。
トランスフォーマーのはじまりの物語
第29幕 シンゴジラ ~災害はいつも突然に~
- 作品情報
監 督:庵野秀明
出演者:長谷川博己
:竹野内豊
- あらすじ
ある日突然巨大生命体が日本近海に現れ、日本はその対策に乗り出す。
政府や科学者、いろいろな人物がその巨大生命体を対処しようとするがその対応も無意味に終わってしまう。そんな中アメリカからの協力もあり巨大生命体がゴジラであるとわかる。ゴジラから日本を守るため日本政府は世界を巻き込み動き出していく。
- 感想
この作品のゴジラはハリウッドのゴジラ、人間に味方するような形ではなく、自然災害みたいな形で描かれているので、ハリウッドゴジラとは全く違う印象を受けると思います。
どちらの作品がいいかとは優劣はつけがたい作品になっていて日本はどうゴジラに対して対策を行うのかはワクワクしましたね。
国の対策を細かく描く作品なんて滅多に描かれないので、こういう映画はハリウッドではあまりやらない作品だなと感心しました。
監督がエヴァを作ってる人なので、作戦の描写もかなり酷似している部分が多数ありそういう目で見ても楽しめちゃうなと思いましたね。
ただ一つだけ気になった部分がありました、役者が少し棒読みしてるような感じがあったので残念でした。
そのおかげか石原さとみなど有名な役者がかなり演技が上手く見えました。
ゴジラの世界観をハリウッドとはまた違った形で作り上げていたので、たまにはこういう映画もいいなと思いましたね。
第28幕 ボーンアイデンティティ ~男は武器にするために訓練された~
- 作品情報
監 督:ダグ・リーマン
出演者:マット・デイモン
:フランカ・テポンテ
- あらすじ
嵐の夜、イタリアの漁船が引き上げた男は、記憶を失っており、自分の名前もわからない状態だった。数週間後唯一の手掛かりだったスイスの銀行に向かった彼は、貸金庫に保管されている”ジェイソン・ボーン”の名義を含めた6カ国のパスポートや大金、拳銃に驚く。
その動向を組織に知られた彼は、暗殺者に狙われ始める。彼は暗殺者を躱しながら自らの正体を探るため、偶然出会った女性マリー・クルーツと出会い、彼女の協力を得てパリへ向かうことになる。
- 感想
この作品は、スパイ映画として一つのジャンルを築いた作品だと思っています。
007やミッションインポッシブルなどのスパイ映画とはまた違ったになっているので私はかなり好きな作品ですね。
この映画の戦闘シーンは、最近ではあまり見ない感じで描かれていて、息遣いしか聞こえない戦いは今までみたことがなくとても引き付けられました。
内容の方も凝っていて、謎を呼ぶ展開はこの映画を引き付ける要因ではないですかね。
主人公のジェイソン・ボーンをめぐる組織の動きなんかは観ていて面白かったし、その組織の動きの上を行くボーンは、やっぱりかっこいいですね。
この作品は3部作構成の導入部分ですが、ボーンの謎は次の作品を観たくなるし、銃撃戦・肉弾戦は手に汗握る展開になってるので見ごたえは充分にあると思います。
この作品はかなりオススメの作品ですね。