第7幕 アメリカンアサシン 復讐のためにCIAを利用した男
- 作品情報
監督:マイケル・クエスタ
主演:ディラン・オブライエン
- ストーリー
ある日、主人公ラップがテロに会い大切な婚約者を失ってので、テロリストに報復する方法を模索していた。 そんな時、CIAに復讐の憎悪を燃やすラップの存在を知り、そんなラップを暗殺者として育てようと組織に引き入れる。
組織に入ったラップは、冷戦時代に活躍したベテラン工作員のハーリーに指導してもらい、暗殺のための技術を習得していく。指導も佳境に入ったころラップとハーリーは無差別テロ事件の捜査を行うことになり、身に着けた技術と行動力を活かし事件の解決にあたっていく。
- 作品を観て思ったこと
まずこの作品はアクションが面白い。派手なスタントやCGに頼っていないのでリアルな戦闘が演出されていてそのシーンだけでも見入る。CGやスタントが悪いとは言わないが、それをあまり使わないことで、かっこよく仕上がっている。
そのアクションに至るまでの訓練シーンもリアルに演出されている。最近のアメリカの組織はこういう訓練を行っているのかなぁって思うほどです。 VR技術を生かした訓練や、単純な戦闘技術の向上、戦場における心の在り方を学び地震の技術にしていく様は、この映画の見どころのひとつではないだろうか。
少しむごい話になるが、作品の終盤、上官が拷問されるシーンがあるのだが、リアルに表現されすぎていて、画面から目を離してしまうかもしれない。それぐらいスパイというか組織の戦場を表現しているからこそ、面白い作品になっているのかもしれない。
主人公ラップなんですが、正直いってじゃじゃ馬です。上官のハーリーでも制御することが難しい存在なんですが、テロ組織に復讐が目的なのでその精神は本当に素晴らしい。そしてとっさの判断力や行動力で、事件を解決に導く様子は映画を鑑賞している私たちをワクワクさせていくと思います。
そんな、突発的な行動を起こしてもしっかり結果に結びつけているのは、訓練時代の技術がしっかり身についている証拠なんだなと感心しました。(映画なんだから当たり前なんだろうけどね;)
- 最期に
この作品はテンポよく話が進んでいくので、アクション映画が好きな人は気軽に見れる作品なんではないでしょうか。
起承転結がはっきりしていて小難しいこともないので、鑑賞しやすい映画だと思います。都合がよすぎるって言われればそれまでですが、その分話が分かりやすいので楽しく鑑賞できると思います。
すっきりする映画なので、むしゃくしゃした時に見てみるのもいいかもですね。