第10幕 バイオハザード ~生き残る。 たとえ一人でも~
- 作品情報
監 督:ポール・W・S・アンダーソン
出演者:ミラ・ジョボヴィッチ
- あらすじ
アメリカの家庭医療薬品シェア90%を誇る巨体複合企業「アンブレラ社」。だけど真の姿は、細菌兵器などの研究開発を行う軍事企業。
ある日、アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外にある、アンブレラ社の地下研究施設「ハイブ」で研究中のウイルス「Tウイルス」が何者かによって散布されてしまう。
そのウイルスは空調設備を通じて、施設内の研究者全員感染してしまったので、ハイブのメインコンピュータである「レッドクイーン」はハイブを封鎖し、ハロンガスやスプリンクラーの水を大量に散布して感染者を全員死亡させ、汚染を施設内に押しとどめる。
その事件が起こったことを知ったアンブレラ社はレッドクイーンが故障したと思い、事件解決に特殊部隊を派遣する。
その頃、地上の洋館で目を覚ますアリス、神経ガス(ハロンガスなど)を混入し記憶が一時的に混濁しているのだが、特殊部隊に連れられ事態解決に協力させられる。
- 私が思ったこと
まず今作品は前提として、ゲームが原作だったのであまり期待はしていなかったのが本音です。ですが映画を鑑賞するにつれてその思いはなくなっていきました。バイオハザードの世界を再現できていたからですね。
そして、ゾンビという概念、つまり目が見えなく聴覚は機能していて体は腐り、食欲のみを求める存在というのを定義ずけたのが、バイオハザードでそのゲームの中のゾンビや特殊個体などが登場してくるのでゲームファンから見ても面白い作品だと思う、そしてそのゲームの世界を維持しつつ新しい話を作っていたのは、もっとすごいと思った。
ゾンビの登場シーンは、この映画の醍醐味でありました、恐怖でありワクワクもしました。ゾンビとの戦闘シーンは、やっぱり映画ファンとしてワクワクしますし、味方がウイルスに感染しゾンビになっていくのも再現されているので、鑑賞ポイントの一つですね。
ホラー映画として面白い作品なんですが、映画だけ観るのではなくやっぱり原作であるゲームのバイオハザードがあってこそなんですよね。前提の知識があるとさらに奥深くその映画を楽しめる作品だと思います。
キャラクターやゾンビの種類など、映画目線とゲーム目線で観ることができ私は、2つの観方が出来たので一石二鳥でした(笑)。
この映画はゲームからのオマージュだけでなく、作品内で登場するトラップが逆オマージュ、つまりゲーム内で登場してるのが凄いことですね。リスペクトされてるんですね。 これは映画を観て、ゲームもプレイしないとわからないことなんですけどね。
- 最期に
この作品はもともとゲームという媒体で売れていたのを、映画に持ってきて、さらにゲームファンも納得させるクオリティが出せたのは凄いと思う。
ゲームを映画にというのは賛否、いろんな意見があるけどこのバイオハザードは成功だと思っています。今言っているのは1の話だけですけどね・・・2以降はまたいずれ。
映画も素晴らしいが、ゲームもやってみて・・・(笑)